2009年2月アーカイブ

キビの機能性

 

 キビのタンパク質には血液中の善玉コレステロール(高密度リボタンパク質)の濃度を高める効果があり、この善玉コレステロールには動脈硬化症の予防や血栓の防止効果などがあり、動物実験では、急性肝障害を軽減する作用があることが確認されている。

 

 

 キビは生育期間は70日から110日程度で、雑穀の中で生育期間が短いので、春播き夏取り、夏まき秋取りが可能である。そのため輪作体系に組み入れやすく、生育に適さない季節を避けて栽培することもできる。

 キビは、排水良好で地力のある土壌で生育が良い、逆に多湿土壌を嫌うので、水田ではあまり適さない。pHは5?7で酸性土壌でも良く耐えるが、pH6前後がもっとも生育が良い。根を深く張るため吸肥力が強く、やせた土地でもよく栽培できるが、地力の消耗が激しい。

有限会社 農業経営研究所

 

日本における、キビの栽培面積は2002年においては、152haで、生産量は180tとほんのわずかである。主な産地は、年産量の販売を占める沖縄県64tと岩手県26tと長野県57tの3県である。沖縄県では主に波照間島などで生産しており、岩手県では二戸地方と花巻地方で生産されている。

栄養価と機能性については、キビはタンパク質を多く含み、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも豊富である。精白粒のカリウムは白米の2倍、鉄分は白米の3倍である。食物繊維については、白米の3倍含まれ、ほとんど水に溶けない不溶性である。ビタミンB類は白米の2倍含まれている。

栄養価を高くするには、大豆、小麦、モロコシ、トウモロコシなどと混合し、リジンの割合を高めることによってアミノ酸バランスを改善する事が大事である。

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アワは生育期間が短く、90日?130日と幅が大きいことから、温帯の寒冷地から熱帯地域まで広い地域で生育され、多様な品種が分化している。

 アワは暴風雨と成熟前の早霜に弱いが、生育期間が短いことから気象災害を回避する作物として注目されている。

短日植物であり、高温・短日条件で出穂が早まり、低音・長日条件下では出穂が遅れる。

出穂期から成熟期までは50日前後で、品種や播種期に影響されない。

日本の品種では、春アワと夏アワの大きく二種類に分けられ、春アワは日長に対する反応が鈍く出穂までの日数が短い早生穂で、生育は温度に左右される。夏アワは出穂まで日数が長いが、日長反応が強く短日条件下で出穂が早まる。一般的に、寒冷地や高標高地では、春アワが栽培され、温暖地で春アワを春に播種し、夏アワを初夏に播種する。

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アワは、精白粒中カリウム、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2は白米の3倍多く含まれていて、

ナイアシンも多く、ビタミン類の良質な摂取源として優れている。

 食物繊維は100g中に3.4gと白米の7倍以上含まれ、消化吸収率も93%と優れ食味もいい。

 ただし、リジンが制限アミノ酸となっているので、タンパク価が32と白米や小麦の半分であることから、リジンを豊富に含む食品とあわせて摂取することでカゼインに匹敵する栄養価となる。

 アワと白米を混ぜて主食することは、双方の栄養的な欠点を補うことになる。

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