卸売市場を経由している野菜の割合が低下している。平成16年の野菜の総流通量1400万トンのうち、卸売市場を経由している野菜の割合は1070万トンであり、市場経由は76.8%である。平成元年の市場経由率は85.8%であったことから、この16年間で卸売市場を経由しないで流通している野菜は約10%増えていることになる。つまり、市場を通さない直接流通が伸びているということである。なお、果実については、市場経由率が平成元年には78%であったが、平成16年には49%になっており、卸売市場経由率は50%を切った。中央卸売市場における取引をみると、野菜のせり・入札取引割合は大幅に減少し、平成17年は24.1%となっている。卸売市場の4分の3以上はせり取引をしていない。事実上野菜は相対で取り引され、伝票だけが回っているということである。さらに、伝票が回る割合も低下している、中央卸売市場の委託集荷の割合は平成3年は85.6%であったが、平成17年は74.1%に減少しているのである。卸売市場の手数料は、市場法によって野菜の場合は8.5%と決められている、しかし平成21年4月から自由化されることになっており、市場間の自由競争時代となることから、流通の多様化が加速されることが見込まれる。
野菜ビジネス 4回目現況把握と題して 次回は 野菜の輸入量について解説をする。
